Natural天然素材

美しい風合いを生かす
世界で一つのものづくりが可能

天然素材の一つの特徴として同じものがないため「世界でひとつ」の意匠表現を可能にします。自然由来の柔らかな風合いのナット(タグワヤシの種子)や神秘的な色と輝きを持つ貝、水牛の角などの素材を取り扱っており、 天然素材ならではの美しい風合いを生かしたものづくりが可能です。

水牛の角・ナット・
貝の製法/特色

まず、水牛の角は高級紳士服のボタンや工芸品などの素材によく使用されており、天然素材ならではの模様の美しさがあります。水牛の角をスライスすることで素材として加工を行います。 次にナットとは、服飾業界でタグワヤシの種子を使用した天然素材を指します。象牙調の柔らかい風合いが特徴的で地球環境にも優しい素材です。染色の加工もできるため、自然由来でありながら多彩な色の表現ができます。 そして貝は、主に高瀬貝を原料としております。天然物のため生息地で品質などが異なり、高級感ある輝きがあります。専門の加工技術により、デザインのバリエーションが豊富です。

繊細な技術による
意匠性の追求

レーザー加工・NC彫刻・塗装・焼き・色入れ等の多種の二次加工が可能です。繊細で高い加工技術を誇り高付加価値を実現頂けます。

彫刻加工品

水牛の角

ナット

水牛の角の加工

  • 水牛の加工品
  • 水牛の角で加工したリング

こちらは水牛の角でできた加工品です。
天然素材である水牛の角は一つ一つ柄が違うのが特徴でもあり、持ち味でもあります。
美しい風合いを持つだけでなく、自然とあふれる高級感が製品をより引き立ててくれます。

先端の加工

  • 水牛の角
  • 水牛の角をカットした様子

まずは空洞の部分と中が詰まっている部分を切り分けます。

  • 水牛の角の先端部分
  • 水牛の角の先端
  • 水牛の角の先端を使った印鑑やダッフルボタンなどの加工品

詰まっている先端は印鑑などに加工されます。

空洞部分の加工

  • 水牛の角の空洞部分
  • 加熱している様子
  • 加熱した水牛の角を叩いて板状にする

空洞の物をさらに半分に切って開きます。熱をかけると柔らかくなるので温めた後プレスを行い板状にします。

  • 水牛の角の加工の様子
  • 水牛の角を板状にした様子
  • 水牛の角の加工湾曲バージョン

板状になった物を磨きをかけきれいな板状に加工します。出来上がったシートから切り出すことで様々な形へ加工することができます。
熱をかけると柔らかくできるので湾曲したものでも作成することができます。

水牛素材の色

アイボリーナットの加工方法

収穫した後のタグワヤシの種子はこのように外皮に覆われており、
乾燥し外皮を取り除くことで 象牙のような見た目と硬さ、色合いも乳白色ということから
象牙に代わるエコ素材としても注目されています。
使い込んでいくことで風合いなどが出る素材です。

  • アイボリーナットを裁断する

    裁断をする

  • アイボリーナットの裁断面の様子

    裁断面の様子

  • アイボリーナットを形を加工する

    形を加工する

  • アイボリーナットの染色の様子

    染色する

様々な加工方法によってこれらのような象牙柄の優しい商品ができます。 現地では動物の置物やアクセサリーとしての加工品も売られています。

裁断の際に出た削りカスは、現地で動物の餌や肥料として利用されます。
無駄が無く最後まで使用できてエコな素材。
環境に配慮した製品を制作したい場合、おすすめの素材となっております。

ナットの染色

染色をすることにより、象牙調の柔らかい風合いを醸し出すことができます。
また、経年によって色が変化していくのも魅力の一つです。

ナット(COROZO)の時間の経過による色の変化

ナットの時間の経過による色の変化

 

加工の様子

  • 水牛の角の加工

  • 皮の加工

  • 貝の加工

自然由来の柔らかな風合いのナットや神秘的な輝きを持つ貝、
水牛の角など天然素材ならではの美しい風合いを生かしたものづくりが可能です。

革釦の製造工程

天然物にしか出せない経年変化や、風合いによる表情の変化が楽しめるのが革釦の魅力です。
ですがこの暖かみのある手作り革釦の製造も、国内でたった1つの工場のみになってしまいました。
弊社ではその唯一の革釦メーカーと協力し、今でも皆様にお届けしております。
伝統の職人技で一つ一つ手作業で編む革釦の製造工程をご紹介いたします。

1. 抜型を用いてひも状に革を抜く 

  • 抜き型

  • 抜き加工

  • 抜き加工用設備

2. 型から抜いた革を手作業で編み込む

  • 型から抜いた革

  • 編み込み

  • 編み込み後

3. 金型に編んだボタンを入れプレス加工

  • プレス加工の様子①

  • プレス加工の様子②

  • プレス用型

4. 塗装をして完成

  • 塗装

  • 完成(表)

  • 完成(裏)

貝素材の種類

浜辺等によくある⾙殻で作られている⾙釦ですが、内陸地である奈良県の川⻄町がが全国トップシェアを誇っております。
明治時代の初めごろに⾙釦の製造技術がドイツから神⼾に伝わったと⾔われております。
川⻄町が⾈運の集散地として栄えていたこともあり、⾙釦産業が広まりました。昔は300軒ほど加⼯業者がありましたが、今では10軒ほどとなっています。
そんな歴史を持つ川⻄町の⾙釦ですが、様々な種類の原⾙があります。

  • ⾼瀬⾙
    ⾙釦の素材の中で最も使⽤されており、唯⼀の巻⾙です。
    ⽩っぽく、裏⾯が⾚⾊や緑⾊になっているのが特徴です。

  • ⽩蝶⾙
    ⾙釦の中で最も⾼価な⾙になります。
    ⼆枚⾙で真珠のような光沢があり、⾙釦の王様ともいえる存在です。

  • ⿊蝶⾙
    名の通り⿊⾊の少し虹⾊がかった⾙になります。
    ⼆枚⾙で⽩蝶と⽐較すると安価になっています

  • 茶蝶⾙
    茶系の釦に良く使⽤されるのが茶蝶⾙になります。
    ⽩蝶⾙、⿊蝶⾙といった他の⾙と⽐較し、採取量、需要ともに低い⾙となっております。