株式会社アイリス 生産統括本部
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Ureaユリア
独自の技法により繊細な柄表現が可能
ユリア樹脂は耐熱性・耐衝撃性・耐薬品性に優れた堅牢度の高い素材です。
多色のパーツを組み合わせ、押出成形された素材をコンプレッション型にて加熱圧縮成型し最終的な形状に形成していきます。
バリエーション豊かな色彩と柄組で独自性ある意匠やデザインを表現する事が可能です。
本材料のメリットは、天然素材(水牛角/ヤシの実/木材等)のイミテーション品として再限度が高い事をはじめ、コンプレッション成型により安定した生産が可能になるため服飾業界では安価でご提供出来る素材として広く認知されております。
また二次加工を施す事により視感的のみならず触感的にもリアルな表現が可能です。
ユリア樹脂の製法/特色
多色多数のパーツを使い分けて柄を組み立てるという独特な製法を用いています。 この技術により水牛やナット等の天然素材のイミテーションをはじめ、様々な柄を表現する事が 可能です。調色にもこだわり、繊細な色柄の表現を得意としています。
こだわりの二次加工で高い意匠性を追求
レーザー加工/焼き加工/塗装等を駆使し、表面加工を行いデザインに取り入れることで高付加価値をプラスして頂けます。
加工の様子
ユリア樹脂は、調色し着色した多色多数の材料パーツを作成して積み重ねて柄を組んだものを押し出し・切断した素材を金型に入れて圧縮成形(コンプレッション成形)で硬化させる製法にて作られております。
1.配合/混練
2.材料パーツ
3.柄組み/押し出し
4.切断/乾燥
5.成型
6.製品完成
ユリア樹脂と天然素材の⽐較
⾃然が⽣み出す天然素材は同じものが⼀つとしてありません。 唯一無二の⾵合いはラグジュアリー感を⽣み出し「世界でひとつ」のものづくりを 叶えることができる素材です。 対してユリア樹脂は「安定供給」に⻑けている素材の⼀つであり同じ柄、同じ⾊の ものを⼤量⽣産できるよう製法を構築してまいりました。 天然柄に近づくように研究を重ねた⾊柄は⾦型を⽤いて熱と圧⼒かけて成型します。 このコンプレッション成型によって、より安定した⽣産が可能になります。
ユリア樹脂(水牛調)
天然素材(水牛角)
ユリア樹脂と焼き加工技術
実はボタン業界の中では定番技術の焼き加工ですが、職⼈の技術によって鋭⾓な部分や凸の部分を狙って焼くことが可能で、デザイン性をアップするために部分的に焼き加⼯施してアクセントにしたり、焦げ⽬によりヴィンテージの⾵合いを演出することもできます。
焼き加工前
焼き加工後
焼き加工前(レーザーのみ)
焼き加工後(レーザー+焼き)