株式会社アイリス 生産統括本部
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Polyesterポリエステル
変幻自在に多様な色柄を
生み出すポリエステル樹脂
弊社で扱っている不飽和ポリエステル樹脂は、熱硬化性樹脂であり、ガラス繊維や炭素繊維等で強化したFRPが多く知られているが、繊維強化していない非FRP用として一般的に使用されている素材を用いて加工した製品を供給させて頂きます。
特徴としては、耐水性、耐熱性、耐薬品性に優れており、またデザイン性を高めるために二次加工としてレーザー・染色・プリント・蒸着メッキなど行う事が出来ます。
また成形工法は、射出成形とは異なり遠心成形法と棒管法の2種類の工法を巧みに使い分ける事により、装飾性かつデザイン性のある柄の展開が可能になります。
機能性装飾品である服飾ボタンメーカーとして培ってきた、弊社ならではの多色で多彩な意匠表現を生かして、ご提案含め供給させて頂きます。
開発してきた柄数は約1000柄以上
お客様の求める色柄の開発・ご提案はお任せください
弊社では不飽和ポリエステル樹脂の調色から行っているため自由な色出しとデザインの表現が可能です。
高い透明感のある色柄や上品で美しいラメやパール感をはじめ、多色を用いて表現するグラデーションやマーブル模様などバリエーション豊かなデザインができます。
現在まで開発してきた柄数は、試作を含め約1,000柄以上と数え切れないほどのデザインを生み出してきました。
弊社では長年の経験をもとにお客様の求めるデザインを素材から製品の開発・提案を行います。
加工の様子
遠心成形法
調色
流し込み
切断・パンチ
遠心成形法では金属ドラムが回転している中に樹脂を流し込むことで素材を製造していきます。
回転している中に樹脂を流し込むと遠心力で樹脂が金属ドラムの内部を流れていきます。
配合や色の異なる複数の樹脂を順番に流していくことで積層状の素材を作ることが可能です。
素材完成
棒管法
調色から柄の作成と流し込み
流し込み
アルミのパイプに樹脂を流し込むことで素材を製造していきます。
樹脂を流す際、複数の樹脂の流す速度や量、また流す位置等を調整することで柄を作成します。
この製法により年輪のような優しい風合いや繊細なグラデーションの表現が可能です。
素材完成
表面加工技術
レーザー加工
お好みの形にカットが可能です。
ポリエステル樹脂には様々な表面加工を施すことが出来ますが
中でもレーザー加工は文字やロゴは勿論、繊細なモチーフや
別の形にくり抜くことなど
製品のオリジナリティーを追求出来ます。
また、会社のお名前などの刻印にも最適です。
プリントではなくレーザーで表面に凹凸を付けるので安易に消えることはありません。
ハーフめっき加工
ポリエステル樹脂にはめっき加工(スパッタリング)をすることができますが、 そのめっきを薄くすることで下のポリエステル樹脂の色柄を透けさせることができるハーフめっき加工というものがあります。 下地のポリエステル樹脂のパール感や色にめっきの金属の光沢感が加わることで絶妙な色味とツヤを付与することができます。
ポリエステル素材で作る
色柄のご紹介
遠心成形法と棒管法で製作した柄の例
素材は主に、遠心成形法(板材)と棒管法(棒材)と呼ばれる技術を用いて作成しています。
遠心成形法では積層柄、棒管法では流れるような模様作りを得意としています。
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棒管法
澄んだ青色から透明への爽やかなグラデーション。青から透明になるまでを、複数の色を用いることにより、繊細に表現しています。
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棒管法
透明の中に上品なラメ感のある黒を流し込むことで、起毛したような特徴的なデザインにしています。ツヤとケシの表面の仕上げでそれぞれ異なった表情を見せています。
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棒管法
木目の柄をもとに、色をアレンジしたデザインです。自然に流れるような模様は優しさのある風合いになっており、どこから見ても年輪の層が見えるのが特徴的です。
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棒管法
ボタンにはよくある水牛の角の柄をイメージしており、濃紺から透明感ある藍色へ美しいグラデーションで神秘的な模様を再現しています。
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棒管法
半透明のベージュ色のベースに、中心から広がっていくようなアイボリー色の繊細な水牛柄を表現しています。柄が縦に突き抜けていることが棒菅成型法の特徴です。
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遠心成形法
美しいオーロラを表した素材です。輝き溢れるパール感のある色面、もう片面は落ち着きのある青色となっています。面によって色や表現を変えられるのは遠心製法ならではの技法です。
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棒管法
茶系の色をメインにした水牛調の模様。何色もの色を用いて、シックで高級感のある表現をしています。
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遠心成形法
貝のような輝きを模した色柄。表面は波打つような独特な表現をしており、上品なパールと色味が高級感ある光沢を際立たせています。